DUVATは、村木優一(京都薬科大学 臨床薬剤疫学分野)と日本薬剤師会、AMR臨床リファレンスセンター、医用工学研究所と共に作成した医薬品の使用量を自動で集計するアプリケーションです。
ごあいさつ
DUVATを作成した経緯
医療における薬物治療が患者さんへ行われるなかで、医薬品の適正使用の遂行が薬剤師や医師、看護師など様々な職種により行われています。
ただ、1人1人に行われている内容を評価するだけでなく、俯瞰的に施設内や、施設間、地域、全国で状況を把握することは非常に重要であり、また様々な医療政策や新型コロナウイルス感染症など医療を取り巻くイベントが経時的に起こることから継続的に評価することも重要です。
しかしながら、医薬品を俯瞰的に見るといっても、医薬品には、先発医薬品や後発医薬品、同種同効薬や異なった剤形など、単純に把握することが困難です。これまで私達薬剤師は、得られる情報源をフルに活用して集計作業を行い、結果を評価してきましたが、非常に煩雑でした。
DUVATは、そのような集計作業をできる限り簡略化できるために開発されたアプリケーションであり、患者さんへの医薬品適正使用が様々な側面から評価され、向上することを目的としています。
ただ、先にも述べましたように複雑な要素を多く含みますので、利用される方においては十分出した結果を吟味し、正しく利用してもらいたいと思っています。
京都薬科大学 村木優一
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2020年11月16日 | サイトを公開しました。 |
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